G8015_見えない事象を考察する
2025年8月4日
14:59
G8015_eng_invisible_phenomenon_report
「現実には存在しない虚構(フィクション)を信じ、語ることのできる能力」が人類の繁栄に決定的だったといいます。
貼り付け元 <https://true-buddhism.com/teachings/sapiens/>
サピエンス全史 筆者はこの本を読んではいないのですが、YouTubeで関連動画をいろいろ目にします
各自それまで培われた経験知、認識により、細部の解釈はいろいろです
筆者は電気、電子、ITの技術者としての解釈を記事にしようと思います
電子との出会い
- 子供向けの科学雑誌を愛読し、科学、宇宙に興味のある小学生でした
- 中学の技術家庭の先生が、電気、電子の専門家であったことから、その分野に大変興味を持って学習を進めました
- 当時まだマイコンやパソコンは一般的なものではありませんでした
- 「中学生のためのトランジスタ・・・」という本を熟読し、電子の動きを説明した半導体理論に出会いました
- 目視できない微小世界、運動速度も光の速さに近い動きをする事象が、簡単な図形で説明されていました
- 仮想モデルとでも言いましょうか、人間の思考策度でも理解できるように、高速度カメラもとらえることの出来ない、超高速の電子の動きを架空のモデルで説明します
「目視出来ない、現実世界の現象を、架空のモデル(フィクション)で考察し、実験を通して考察の正しさを証明してきた」
- もちろん、未解明ではあるが、現実社会に役立っている事象、製品はたくさんあります
- 電磁気力、重力、など未解明の部分はたくさんあります
電気、電子の回路と実体配線図
- 今や認知機能の衰えで、ぼぼ失われてしまった能力ですが、回路図と実態配線図を脳内変換する能力です
- 回路図は、電気の流れから、回路に不備がないかを目視検証するためのツールです
- 現場では、この回路図に基づいて、実態配線図を作る必要があります
- 紙の回路図を見ながら、実体配線を脳内に展開し作業を進めます
- 故障修理の場面では逆に、実態配線を目視して、脳内に回路図を構築して、故障原因を探ります
- 子供時代から、工業高校まで、この脳内変換の能力を重点的に鍛えてきた記憶があります
プログラミングとの相性はよかった
- 就職してほどなく、IBM5000シリーズのパソコンプログラミングを任されたのですが
- 回路図と実態配線図を脳内変換した能力が、プログラミングと大変相性が良い事がわかります
- 目視できるものがプログラムコードです
- その働きで、メモリ内部に変数が展開されたり、配列が展開されたり、プログラムコードが進行する様子は目視不可能であり、脳内展開が必要でした
- 現代はデバック機能が発達して、目視できるようになったために、脳内展開のスキル発展が失われているのではないかと、危惧しています
IT関連の技術は目視出来ないものが多い
- ハッキングの様子
- ウイルスが侵入する様子
- フィッシング詐欺の様子
- インターネットのパケットの流れ
- 無線データ通信の流れ
- LANケーブル内の信号の流れ
- プログラムコードの働き
IT技術を一般教養にするため
- まず「目視出来ない」事象を「見える化」するための能力、スキルの鍛錬が必要です
- 子供たちのIT教育の現場で、この根本となるスキルの教育が正しく行われておれば、新しい世代の子供たちが社会進出したとき、大きな役割を果たすことが出来ます